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水の飲む量って一体? 飲水についてパート1

2018/06/14

暑い季節だからこそ、お水の大切さを考えて

健康な生活に欠かすことのできない、大切なお水。人も、犬も猫も、同じようにからだの60〜70%は水分でできています。

水が持つ重要な役割は、大きく分けて3つあります。

・栄養素を全身に運ぶこと。

・老廃物をからだから排出すること。

・体温調整です。

からだの水分は約10%失われると、死にいたるといわれていますので、毎日適切な量を飲水することは、生きていくうえで必要不可欠なことであり、病気の予防や、健康なからだの維持にもつながる、まさに“命の源”です。

清潔で新鮮なお水を用意してあげることはもちろん、普段から愛犬や愛猫が1日にどのくらいお水を飲んでいるのかを把握しておくことも大切です。

飲水量は多くても少なくても体にとっては良くありません。飲水量が足りていないと、熱中症や脱水症、尿路感染症など、病気を引き起こす原因となってしまいますが、逆に、多く飲み過ぎている場合にも、心臓病、糖尿病、腎不全、子宮蓄膿症などの病気が隠れていることがあります。普段から飲水量をチェックしていれば、体調の変化にも気づきやすくなりますので、お家でできる健康チェックのバロメーターとして、取り入れていきましょう。

1日にどのくらい飲むと良いの?

あなたの動物たちは一体どのくらい1日に飲んでいるでしょう?普段の診察の時に、飼い主さんにお尋ねすると、具体的な量を把握されていることはまずありません。また、どのくらいの量が適量なのかわかっていることもほぼないです。ですから知らない、わからないと心配されることはありません。体内の水分は、先ほどの役割をはたすために、常に循環していることが正常です。食べ物や飲み水から摂取した水分は、尿や便、汗、呼吸を通してからだの外へ出されていきますので、余分な水分をためておくことはできません。そのため、水分は毎日適切な量摂取しつづける必要があるのです。

1日に必要な水分量の目安となる計算式は、

成犬の場合 体重(㎏)の0.75乗 × 132ml

成猫の場合 体重(㎏)の0.75乗 × 70ml

とされています。

成犬の場合 体重1kgあたり 90ml以下

成猫の場合 体重1kgあたり 50ml以下

を目安として、これを越えている場合には、多飲が疑われます。

さらに、水分は食事の中からも摂取していますので、直接飲むお水がどのくらい必要かは、フードのタイプによって大きく異なりますし、もちろん、気温や運動量にもよって変わってきます。暑い日やたっぷり運動した日に飲水量があがるのは、当然です。また、仔犬や授乳期の犬猫は、通常よりも多く水分が必要となります。

水は水道水でいいの?それともミネラルウォーター??

水道水とミネラルウォーター、どちらがいいの?と質問されることがあります。一般に「犬や猫にミネラルウォーターはNG」と言われます。

なぜ、ミネラルウォーターが良くないと言われる理由は、カルシウムやマグネシウムの濃度が高い硬水を選んでしまうと、尿路結石のリスクが高まることがあるからです。軟水であればミネラルウォーターを与えても安心です。日本の水道水は軟水ですので、全く問題ありませんが、塩素の匂いが気になるという方(中には犬や猫)もいるかと思います。浄水器の水が役立ちます。

一方、水道水は、実はその塩素によってミネラルウォーターや浄化水よりも雑菌が繁殖しにくい、といったメリットがありますので、置き型のボウルで水を与える場合や、お留守番の時間が長い場合には、水道水の方が適しているようです。

水分補給の環境について

お水をいつでも十分に飲ませるためには、置き場所や容器の種類も重要です。お水は、必ず複数の場所に用意して、種類や高さも愛犬、愛猫にあっているものを選ぶようにしてください。それぞれの容器にはメリット・デメリットがあります。その点を理解して、用意するのが良いのではないでしょうか。

適切な水分補給でいつも健康に

お水の交換は、ごはんの用意と同じように、その時々のお天気や行動とあわせて、量を気にかけながら交換していけば、特別なことをしなくても、お家でできる健康チェックの1つになります。何気ないあたりまえの行為の中で、愛犬、愛猫の体調管理に気をつけていきましょう。