トリミング グルーミングについて
当院ではトリミングを行なっています。犬を飼ったら、必ずトリミングに行かないといけないのでしょうか。犬の種類によっては、飼い主さんの日々のお手入れだけで十分な場合もあります。一方、定期的なトリミングが必要な犬種もいます。
そもそもトリミングとはなんでしょう。トリミングの元となっている英語の「trim」は、「刈り取って~を整える」「手入れする」「切り取る」「状況に合わせて調整する」といった意味です。これを犬の場合に当てはめてみると、「毛をきれいに切り揃える」といった意味になります。トリミングを行う人は「トリマー」さんといいます。
また、グルーミングという場合もあります。実は当院ではあえてグルーミングと言っています。グルーミングとは「犬の手入れ全般」を意味します。ブラッシングから爪切り、シャンプーなど幅広い手入れを意味しています。ちなみに、もともとグルーミングは馬の手入れを表す言葉でした。
私達、岩倉動物病院はトリミング・グルーミングとは皮膚の健康を保つためのケアであると考えております。「キレイにする」ということではなく、飼主さんに安心してワンちゃんを預けて頂くために、一日に限られた数のご予約しかお受けすることができません。
ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
トリミングではどんなことをするの?
当院では次のような処置をおこなっています。
・ シャンプー
・ 毛のカット(本来の意味での「トリミング」)
・ 爪切り
・ 耳掃除
・ 足回りの毛のカット
・ 足裏のバリカン
・ 肛門腺しぼり
・ ヒゲのカット
・ ドライヤー
・ ブラッシング
トリミングはダニやノミの除去、病気の予防になる
トリミングというと、見た目を美しく保つための贅沢な行為、というイメージを抱く方もいらっしゃるかもしれません。たしかに一部の犬種、たとえばプードルなどは、特殊なカットを施して美しいスタイルを保つためなど、美容目的でトリミングを行う場合があります。
しかし多くの愛犬にとってのトリミングには、健康管理上もっと大事な役割があります。
1清潔に保つ
特に肛門の周りはフンがつきやすく、汚れやすいため、肛門腺しぼりなどでフンをしやすくしたり、きれいに拭いてあげたりする必要があります。
2ゲガ・病気の予防
たとえば、足裏の毛の手入れを怠ると、伸び放題の毛がフローリングの床などに引っかかり、転倒して思わぬ怪我をする恐れがあります。
3ノミ・ダニの予防
特に長毛・多毛の犬種は、ダニやノミに気を付ける必要があります。トリミングで清潔を保ち、物理的にも毛を短くすることでダニやノミの居場所を減らすことができます。ノミ・ダニについては効果的な薬剤が多くあります。予防目的で使用するのが一番だと思います。
犬種やサイズで値段が異なります
犬種やサイズにより値段設定が違います。傾向としては、大きな犬種の方が値段は高いです。また、特殊なカットや犬種が別料金の設定になっている場合もあります。詳細はお問い合わせください。